どれくらい知ってる?頭皮のこと。
「髪の毛」と言っても髪の毛が生えているのは頭皮です。
健康な髪の毛は頭皮から。
頭皮のことを知ると髪の毛にも気を使えるかもしれません。
頭皮はどうなっているの?
さて実際、知っているようで知らない頭皮はどのようになっているのでしょう。


どこかで見たことあるような写真ですね。
健康な頭皮は毛穴が見えていてやや皮脂という「アブラ」に覆われている状態です。
毛穴がすっきり見えているからいい状態なのか?決してそうではないのです。
左の写真が健康な頭皮、右の写真が頭皮は健康だが皮脂が詰まってしまっている状態。
「じゃあ、いつも左の状態でいるのが良いのね?」
そうなのですが、半分正解です。
いつも一定でいることは難しいのです。
頭皮を健康に保つことは難しい?
実は、皮脂は分泌量の違いはあれど皮膚の中にある「皮脂腺」というところから常に分泌されていて、汗と混じり合って「皮脂膜」というもので皮膚を覆う役割をしています。
頭だけではなく、人の肌は皮脂膜で守られているのです。
「守られているの?でもアブラでしょ?アブラだったら綺麗さっぱり根こそぎ取らなくちゃ」
アブラではあるのですが、皮脂には役割があります。
皮脂の役割
皮脂には皮脂膜を作ることで、こなしている役割があります。
- 外界からの異物侵入を防いでいる
- 外的ダメージから皮膚を守る
- 肌からの水分の蒸発を防いでいる
異物とはウィルスや細菌など目に見えないものですね。皮脂には抗菌作用もあるので、目に見えないウィルスや細菌と、知らず知らずに戦っているのです。過度の消毒は皮脂の油分を飛ばすだけでなく、皮脂の抗菌作用も妨げてしまうので気をつけましょう。
ダメージから皮膚を守ることについては、自分でも実験できます。油を取る力が素晴らしい台所洗剤を例に取りましょう。食器を洗う前に指や手のひらを軽く爪で引っ掻いてみてください。その後、素手で食器洗いなどをして、完全に手の脂も取れた状態で同じように引っ掻いてみてください。微差ではありますが洗った後の方が痛みを強く感じるはずです。
これは皮脂がなくなることにより、皮膚のバリア機能が低下してしまったことが原因であると考えられます。放っておくと乾燥、肌荒れ、あかぎれなど皮膚トラブルを引き起こします。
肌の水分を守るのはご自分でも体験しているはずです。お風呂上がりの肌に化粧水やオイルパックなどをするのは、皮脂がなくなって水分を保持できないから補っているのです。
意外と私生活で体験していることですが、あまり気にかけられていないのが現実です。
頭皮、肌を健康に保つことは難しい?
頭皮、肌を健康に保つためには、皮脂の量のバランスを保つのが大事になってきますので、ただ闇雲に洗えばいい、クリーム塗ればいいというわけにはいきません。
脂が多く分泌される時間はあるの?
皮脂の生成は寝ている間に多く分泌されているとされています。時間帯としては夜間22:00〜2:00に最も多く分泌されていると言割れてます。この時間帯に生成された皮脂は1日を乗り切るために必要な油分とも言われています。
この時間帯に起きていたり、昼夜逆転の生活をしている方は、皮膚トラブルになる方が多く、肌のコンディション維持のために化粧品を選んで使わなくてはいけない場合が多いです。
また、いつの間にか聞かなくなった「朝シャン」も、皮脂をとりすぎて頭皮のため、髪の毛のために良くないと実験で証明されてしまったために、各メーカー自粛したという背景があります。
油が多く分泌される年齢は?
体質にもよりますが、おおよそ20代をピークに分泌量が減ってくるとされています。おじいちゃんおばあちゃんがお札やビニール袋を開けるために指を舐めたりするのは、皮脂不足によりうまく数えたり開けたりできないからなんです。
皮脂の取り過ぎにはご注意
人間は素晴らしい機能を持っています。
「私はオイリー肌だから」などと自己分析して、肌なら油取りがみや、1日3回も4回も洗顔する、頭皮なら脂が落ちるからと台所洗剤やクレンジングシャンプー、1日に何度も洗髪することで皮脂を取りすぎると、人間の肌は「アブラがなくなったからアブラを出さなきゃ!!」って脳から指令が出て、もっとアブラを出してきます。これによって炎症や肌トラブルを引き起こす原因にもなってしまいます。
また、脂が少ないから良いわけではなく、少なければ水分保持、バイキンやダメージから守れないというデメリットもあります。
適度な油分、保湿も大事です。
頭皮、肌を健康に保つためには?
とても難しいことなのですが、できる限り栄養のバランスを整えて、皮脂が分泌されやすくなる時間の1時間前までには入浴を済ませておくことが望ましいと思います。
皮脂の分泌には、ホルモンが大きく影響しているとされています。過度のストレス、過度のダイエット、睡眠不足や運動不足、栄養バランスの偏りがなるべく少なくなるように生活すると良いと思います。
最近の日本では、食料が豊富にあるにもかかわらず栄養失調が増えてきているというデータもあるようです。
また、気候や紫外線、エアコン等も影響していますので、あらかじめ予防しておくことも大切です。
頭皮の中の構造についてはこちらで説明しています。参考までに。
まとめ
頭皮を健康に守るために
- ストレス、ダイエット、睡眠・運動不足、栄養のバランスの偏りをなくす
- 皮脂には抗菌作用、バリア機能があるので、過度のクレンジングやシャンプーで皮脂を過度に取りすぎない
- 20:00〜2:00の間は睡眠している事を心がけ、朝シャンはしない
簡単なようで出来ていない生活習慣が、意外とお肌の健康に直結しています。
ライフワークバランスを考え直す良いきっかけかもしれません。
シャンプーの豆知識はこちらにまとめています。
商材の説明というよりシャンプーとは?にフォーカス当てて説明しています。
よろしければ、参考までに。
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